日本人と外国人の国際結婚の仲介業者は本当に沢山の数があります。
しかし、中には信用のできない業者が多いのも事実です。
とくに、ホームページで国際結婚の相手を探す際には、よほど注意しないと大変なことになります。
「信用のできる仲介業者の選び方」というページを掲げている国際結婚仲介所自体が信用できないという事もあります。信用できる国際結婚仲介業者の選び方と書いている国際結婚あっせん業者が信用できないはずはないという心理を逆手にとっている場合もあるのです。
ただ、今回の申し上げたいのは国際結婚業者の選び方の話ではなくて、その外国人配偶者紹介システムや仲介システムがきちんとできている場合でも、現実に、国際結婚したカップルの外国人側が途中でいなくなったり、婚姻自体が偽装であることが発覚することが過去に多数発生しているような国際結婚仲介業者であれば、「入国管理局から目をつけられてしまっている」場合があり、やはり日本人配偶者等の在留資格認定などの審査において許可がなされないということになる、という行政書士の観点からの注意です。
入国管理局への申請の際には、国際結婚カップルの馴れ初めもきちんと書くようになっており、そこには仲介業者を通した場合には、自己申告するようになっています。
業者を通じての仲介であることを書かないようにその業者から言われて隠している場合でも、その後に問題が出てきた際には、入管はきっちりと調査して、ブラックリストに載せています。
悪質な国際結婚業者は、日本人側からだけでなく、結婚が成立した時点で、外国人側に借金をさせてでも先に料金を受け取っており、入管から在留資格認定が出るかどうかなどは、責任外としているところも、非常に多いです。
いずれにしても、日本人側、外国人側、双方に100万円を越えるような金額を請求する商売が良いものか、悪いものか、高いのか、安いのか、まずは冷静になって考えるべきであると感じます。