配偶者の呼称(男性)

新規在留外国人(ニューカマー)の方へのアドバイス

この記事は、国際結婚により配偶者ビザ(「日本人配偶者等」の在留資格)の取得を目指すニューカマーの方に在留資格認定等で良く使われる日本語の意味や日本の生活習慣などを説明するページです。

配偶者の呼称(男性)の英語翻訳

英訳:a husband

配偶者の呼称(男性)

 夫

民法上、戸籍法上の男性配偶者の呼称は「夫」です。

 

配偶者の呼称(男性) の俗称

主人、良人、亭主、旦那、宅、宿六

 
 英語でhusbandを、mister、papa、one’s old manなどと呼ぶように、日本語でも夫を意味する様々な俗語があります。

 主に、女性の配偶者側から、男性配偶者を指して使う場合が多いです。
 他人の男性配偶者を俗語で呼ぶときは、ご主人、ご亭主、旦那様と、敬称に変えて呼ぶべきですが、昨今、日本語の乱れからか、知人の夫を指して「~さんのダンナは」などと臆面なく使う方も増えています。

 そのせいもあってでしょうか、帰化申請や国際結婚の相談に来られる方の中に「ダンナ」を使われる方が多いように感じます。
 とくに、裕福なご家庭で身なりもきちんとされた清楚な感じの外国人の奥様が、ご主人のことを指して「ダンナ」「ダンナが」とお話になられる光景は、非常に違和感を覚えることがあります。

 ネイティブの日本人が「ダンナ」という言葉を使う場合には、自分の夫であれば「謙譲」の意味も加えて使ったり、他人の夫を呼ぶ時にもユーモアや「話している相手との親近感」を交えてあえて使用していることが多いのですが、NewComerとして新規に日本に来られた方の周囲の環境(交遊関係)が普通に「ダンナ」を多用しているような場合に、一般的な単語だという感覚で使用するようになることがあり、外国人を迎える日本人社会としても、日本に来られた外国人自身も配慮しなければなりません。