真実の国際結婚なのか、虚偽の国際結婚なのか
国際結婚が真実なのか虚偽なのか。
何をもって判断するのかは、言わずと知れた事です。
その結婚に、本当の愛が有るか。
ただ、それだけ。
極めてカンタン。実にシンプルです。
もっとも、配偶者ビザ(日本人配偶者等の在留資格)がもらえるかという事になると「本当の愛」だけでは足りませんが、少なくとも本当の愛がないと配偶者ビザも与えられません。
本当の愛は、配偶者ビザの十分条件ではありませんが、必要条件なのです。
本当の愛は、国際結婚する二人の心の中にしかありません
しかし、厄介なことに、本当の愛は、国際結婚する二人の心の中にしかありませんので、配偶者ビザを申請しようと思った時に大変です。
いくら私たちは愛のある真実の国際結婚なんだと心で信じていても、心の中の事は他人にはわかりません。
心の中の事を他人に表現するのは非常に難しいのですが、入国管理局に対して明確に説明できないといけないのです。
国際結婚ビザ取得のためには、書類で表現しないといけません
国際結婚ビザ(日本人配偶者等という在留資格認定証明書交付申請または在留資格変更申請)を取得するためには、申請を行わないといけません。
基本的に申請というものは全て、「書類審査」が原則です。
どのように審査して、何をもって許可にするのか(したか)、何が理由で不許可とするのか(したのか)の記録が無いことには決定権者が許可不許可を下すことはできませんし、記録が残っていないと、審査の経緯も不透明になるからです。
国際結婚ビザを希望するカップルは婚姻が申請であることを、さまざまな証拠を添えて主張し、心の中の愛をわかってもらわなければなりません。
よく、入国管理局のフロアで「泣き落とし戦術」に出ている光景を見かけますが、入管も私たち行政書士も、国際結婚に関する専門家は、涙を見た瞬間、「よけいに疑いを深めます」。
「申請は書類で」これが鉄則です。